ジョージ・ウィンストンとの出会い

ジョージ・ウィンストンピアノ〜あこがれ/愛


私がジョージ・ウィンストンと出会ったのは、高校3年になったばかりの頃です。


もちろん、本人に出会った訳ではなく、CDです。(笑)


部活が休みの日で、私は友人の家でマンガ「るろうに剣心(和月伸宏)」を読んでいました。


(余談ですが、私は小説等は買いますが、マンガは買わずに友人の家で読んでいました)


すると、ステレオから、あるピアノ曲が流れて来ました。


私 「あー、懐かしい曲だねぇ」


友 「つい買っちゃったよ」


私が小学校の頃、夜の天気予報で、箱根彫刻の森美術館をバックに流れていた曲でした。


そう、あのジョージ・ウィンストンの名曲、「Longing/Love(あこがれ/愛)」です。


当然の事ながら、この時は作曲者と曲名は知るはずもありません。


私 「明日の天気をお知らせします。関東地方は、概ね晴れ」


友 「ははは!似てる似てる!」


その友人は、バリバリの洋楽好きで、ピアノ曲を聴くような人ではありませんでした。


私も小学校、中学校、高校と吹奏楽一直線で、ピアノには全く興味なし。


しかし、子供の頃から「刷り込み」に近い形で耳にしていた「その曲」に、お互いつい反応してしまったようです。


私 「この曲の作曲者って誰?」


友 「えーと・・・・CDのケースがその辺に転がってる」


私はボン・ジョヴィやマイケル・ジャクソンのCDに混じって、無造作に置いてある「その曲」のCDジャケットを手に取りました。


George Winston
Longing/Love


私 「へー、ジョージ・ウィンストンか・・・・・」


私とジョージ・ウィンストンが出会った瞬間です。


私はCDジャケットを見ながら、こう思いました。


「俺はこの曲をピアノで弾く!」


良く分かりませんが、なぜか、「弾きたい」とか「弾けたら良いな」ではなく、「弾く」と決めたのです。


早速、私は吹奏楽部の顧問の先生に言いました。


私 「ジョージ・ウィンストンの「Longing/Love」って曲、知ってますか?」


先 「ずいぶん昔に弾いた記憶があるわね」


私 「俺、ピアノで弾きたいんですけど」


先 「・・・楽譜ならあるけど」


私 「貸してください!」


先 「・・・・・明日、持って来るわね」


呆気に取られている先生を気にもせず、私は「Longing/Love」を弾く事しか考えていませんでした。


ジョージ・ウィンストンの楽譜は、ずっと前に販売中止になっているので、先生が楽譜を持っていたと言うのは、とても運の良い事ですね。


ちなみに、ピアノは触った事はありますが、全く弾けません。


右手で「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ファ・ミ・レ・ド」を弾くのがやっとです。


ピアノって子供の頃から習っていないと弾けないんじゃないの?


知らんです。


いきなりジョージ・ウィンストンの曲なんて弾ける訳ないでしょう


いや、弾く。


私は気が狂ったように「Longing/Love」を練習しました。


親にお願いして、61鍵盤のキーボードを買ってもらいました。


ゲームに費やしていた時間を、全てピアノに注ぎ込みました。


毎日CDを聴き、楽譜を眺め、とにかく、気合と根性で練習しました。


親を含め、周りの人達は、


「なんか妙な事をやり始めたぞ」
「いつまで続くのかねぇ」
「1ヶ月も続けば良い方じゃない?」


と、冷ややかな目で見ていました。


唯一、吹奏楽の顧問の先生は、指の形、指の使い方、姿勢、ペダルの使い方等を、丁寧に教えてくれました。


そして2ヶ月が経ち・・・・・・・


見開き4枚の楽譜の、3枚目まで両手で弾けるようになりました。


(一通り全部弾けるようになったのは、その1ヵ月後)


「やれば出来るもんだなぁ」


先生も驚いていました。


「Longing/Love」の他に、バイエル併用のファイナル・ファンタジー等のゲーム音楽も弾くようになり、私はすっかりピアノの面白さにすっかりハマってしまいました。


今でも、ピアノは私の大切な趣味です。


ジョージ・ウィンストン


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